※本記事はAIを活用して作成し、管理人が内容を確認・編集しています。
本棚の住人、Konohaです。
2024年末から約1年半、森博嗣さんの作品を読み続けてきました。S&Mシリーズから始まり、V・四季・G・X・XXシリーズと現代ミステリー軸を読み進め、百年シリーズも読了。ただ、Wシリーズ・WWシリーズはまだ追いついていません。作品数の多さに「読む順番が合っているか?」と不安になることもあり、自分自身の整理も兼ねてこのガイドを書きました。
森博嗣さんのシリーズは、単独で楽しめるものの、複数シリーズが同じ世界観・登場人物でつながっています。そのため、読む順番を間違えると「あのキャラクターが!」という感動が薄れたり、別シリーズのネタバレを先に踏んでしまうことがあります。せっかくなら、つながりを感じながら読んでほしい——そんな思いで、読む順番のガイドを作りました。
この記事では、各シリーズの第1作を入口として紹介します。各シリーズの詳細(全作品リスト・おすすめ作品)は別記事で紹介予定です。
まずはこの1冊から
森ワールドへの入口は、迷わず『すべてがFになる』です。S&Mシリーズの第1作にして、森博嗣さんのデビュー作。ここから森ワールドが始まります。
「森ワールド」とは
森博嗣さんの作品には、大きく2つの世界軸があります。
① 現代ミステリー軸(那古野市を舞台とした世界)
S&Mシリーズ → Vシリーズ → Gシリーズ → Xシリーズ → XXシリーズ
架空の都市「那古野市」(名古屋がモデル)を舞台に、複数のシリーズがつながっています。登場人物が別シリーズに顔を出すことも多く、シリーズを追うほど発見があります。
+ 四季シリーズ(時系列をまたぐ特別枠)
四季シリーズは、真賀田四季の過去から未来を描いた作品で、時系列的に複数シリーズをまたぐ位置づけとなっています。Vシリーズのあとにまず一度読むのがおすすめです。その後、GシリーズやXシリーズを読み進めるなかで「あの場面はそういう意味だったのか」と気づくことがあり、自然ともう一度読み返したくなる——そんな作品です。
② SF未来ミステリー軸(2100年代の世界)
M&Rシリーズ(百年シリーズ)→ Wシリーズ → WWシリーズ
時代は2100年代。人工細胞で作られた生命体「ウォーカロン」が人間と共存する世界を舞台にした、SFミステリー作品群です。現代軸とは独立して読めますが、同じ「森ワールド」の延長線上にある世界観です。
また、短編集(Short Stories)には現代軸の登場人物が多数登場します。シリーズ本編を読み進めながら合間に楽しめます。
現代ミステリー軸
STEP 1:S&Mシリーズ(全10作)
犀川創平&西之園萌絵シリーズ
第1作:すべてがFになる THE PERFECT INSIDER(1996年)
孤島のハイテク研究所で、少女時代から完全に隔離された生活を送る天才工学博士・真賀田四季(まがたしき)。彼女の部屋からウエディング・ドレスをまとい両手両足を切断された死体が現れた。偶然、島を訪れていたN大助教授・犀川創平(さいかわそうへい)と女子学生・西之園萌絵(にしのそのもえ)が、この不可思議な密室殺人に挑む。新しい形の本格ミステリィ登場。
N大学工学部助教授・犀川創平と、彼のゼミ生でお嬢様の西之園萌絵が事件を解決する、森博嗣さんのデビューシリーズ。孤島の研究所という閉鎖空間で、コンピュータに残された謎のメッセージ「すべてがFになる」の意味を追う。
シリーズ全体を通じて、天才科学者・真賀田四季の存在が物語の底に流れ続けます。「森ワールド」のすべての始まりです。
S&Mシリーズ全10作の詳しい読む順番・あらすじ・見どころは、こちらの記事でまとめています。
→ [どれから読む?森博嗣「S&Mシリーズ」全10作の読む順番ガイド【ネタバレなし】]
こんな方におすすめ: 理系ミステリーが好きな方、密室ものが好きな方、天才キャラが登場する作品が好きな方に。
森ワールドの扉は、この1冊からしか開きません。
S&Mシリーズを読み終えたら → Vシリーズへ
STEP 2:Vシリーズ(全10作)
瀬在丸紅子シリーズ
第1作:黒猫の三角 Delta in the Darkness(1999年)
「野放しの不思議が集まる無法地帯」アパート阿漕荘の住人、保呂草探偵に奇妙な依頼が持ち込まれた。連続殺人鬼の魔手から一晩ガードして欲しい、というのだ。ここ数年、那古野市には「数字にこだわる」殺人犯が跋扈している。依頼人には殺人予告が送られていた!衆人環視の中、密室に入った依頼人の運命は。
S&Mシリーズと同じ「那古野市」を舞台に、謎めいた才女・瀬在丸紅子と探偵・保呂草潤平ら「阿漕荘」の住人たちが活躍する。
「数字にこだわる殺人犯」と衆人環視の密室という設定が鮮やかで、紅子の論理の切れ味が光るシリーズです。
こんな方におすすめ: S&Mシリーズを読み終えて、同じ世界観をさらに掘り下げたい方に。
シリーズが進むにつれて、阿漕荘の面々への愛着がどんどん深まります。
実はこのシリーズ、最終作まで読み進めると、シリーズ全体に仕掛けられた驚くべき仕掛けが明らかになります。
ただし、その仕掛けはS&Mシリーズを読んでいないと気づけないものです。必ずS&Mシリーズを読み終えてから手に取ることをおすすめします。
Vシリーズを読み終えたら → 四季シリーズへ
STEP 3:四季シリーズ(全4作)
Shiki Series
第1作:四季 春 Green Spring(2003年)
『すべてがFになる』の天才科学者、真賀田四季の少女時代。叔父、新藤清二の病院で密室殺人が起こる。唯一の目撃者は透明人間だった!?すべてを一瞬にして理解し、把握し、思考する才能に群がる多くの人々。それを遙かに超えて、四季は駆け抜けていく。其志雄は孤独な天才を守ることができるのか!?四部作第一幕。
S&MシリーズとVシリーズを通じて謎めいた存在だった真賀田四季が主役のシリーズ。春・夏・秋・冬の4作で彼女の生涯を描きます。
S&MシリーズとVシリーズを読み終えてから読むことを強くおすすめします。 四季の正体・過去がここで明かされるため、先に読むとS&Mシリーズのネタバレになります。逆に、S&M/Vを全部読んだあとに手に取ると、感慨がまったく違います。
こんな方におすすめ: S&MシリーズとVシリーズを読み終えて、「真賀田四季とは何者か」を知りたい方に。
読み終えると、真賀田四季がいったい何を見ていて、何をしようとしているのか、その一端がようやく見えてきます。ただ、すべてが明かされるわけではありません。その後のシリーズを読み進めていくうちに「あ、四季シリーズのあの場面はこういうことだったのか」と気づく瞬間があって、また読み返したくなる。森ワールドの理解がじわじわと深まっていく、そんな作品です。
四季シリーズを読み終えたら → Gシリーズへ
STEP 4:Gシリーズ (全12作)
Greek Series
第1作:φは壊れたね PATH CONNECTED φ BROKE(2004年)
おもちゃ箱のように過剰に装飾されたマンションの一室に芸大生の宙吊り死体が!現場は密室状態。死体発見の一部始終は、室内に仕掛けられたビデオで録画されていた。タイトルは『φは壊れたね』。D2大学院生、西之園萌絵が学生たちと事件の謎を追究する。森ミステリィ、新シリーズいよいよ開幕。
加部谷恵美や海月及介たちを中心に事件が展開する新シリーズ。S&Mシリーズの西之園萌絵もドクターコースの学生として登場しますが、こちらではサブポジションに回ります。S&M/Vシリーズの登場人物も顔を見せるため、シリーズを追ってきた読者には懐かしい発見があります。
タイトルにはギリシャ文字(φ・θ・τ…)が使われており、シリーズ名「G」はギリシャ文字(Greek)の頭文字から。
ミステリーというよりは、森博嗣さんの哲学を読んでいるような感覚のシリーズです。謎は一話で完結せず、解決されないまま積み重なっていくため、スッキリしたい方には少し独特に感じるかもしれません。S&MシリーズやVシリーズを読んできて、森ワールドにもっと深く触れたいという方に向いています。
こんな方におすすめ: 前シリーズを読み終えて、森ワールドにさらに浸りたい方、ミステリーの謎解きよりも世界観や思想を楽しみたい方に。
Gシリーズを読み進めながら → Xシリーズへ(並行可)
STEP 5:Xシリーズ(全6作)
X Series
第1作:イナイ×イナイ PEEKABOO(2007年)
「私の兄を捜していただきたいのです」美術品鑑定を生業とする椙田事務所を訪れた黒衣の美人・佐竹千鶴はこう切り出した。都心の一等地に佇立する広大な佐竹屋敷、美しき双子、数十年来、地下牢に閉じ込められているという行方不明の兄・鎮夫。そして自ら”探偵”を名乗る男が登場する。旧家で渦巻く凄惨な事件の香り…。新章開幕、Xシリーズ第1弾。
探偵事務所「SYアート&リサーチ」が舞台。謎めいた所長・椙田(すぎた)と助手・小川令子が依頼を受けて動く。S&MシリーズやVシリーズと同じ森ワールドの世界観で、前シリーズを読んでいれば椙田の正体にもピンとくるはず。キャラクターへの理解が深まるので、前シリーズを読んでから手に取ることをおすすめします。
Gシリーズと並行して読んでも問題ありませんが、できればGシリーズの9作目まで読み終えてからXシリーズのラストを迎えると、より大きな驚きがあります。読む順番に少し気を使う価値があるシリーズです。
王道の探偵ものとして完成度が高く、森ワールドとは切り離して「探偵小説」として楽しめる側面もあります。探偵ものが好きな方はこのシリーズだけ読んでみるのもありかもしれません。
こんな方におすすめ: 王道の探偵ものが好きな方、謎めいた主人公の正体が少しずつ明かされる展開が好きな方に。
Xシリーズを読み終えたら → XXシリーズへ
STEP 6:XXシリーズ(全3作) シリーズ未完
XX Series
第1作:馬鹿と嘘の弓 Fool Lie Bow(2020年)
探偵事務所への匿名の依頼は、あるホームレス青年の調査だった。彼は穏やかで理知的な人物だが、社会に絶望していた。調査の目的に疑問を感じながら、探偵が尾行を続けるうちに、青年の知人の老ホームレスが急死し、遺品から彼の写真が見つかる。それは依頼人から送られたのと同じものだった。新シリーズ開幕。
Xシリーズ完結後に始まった探偵もの新シリーズ。Xシリーズとつながりを持ちながら、新しい探偵の物語が展開されます。ホームレス青年という設定が独特で、社会の周縁に生きる人物への眼差しが新しい。
こんな方におすすめ: Xシリーズを読み終えて次のシリーズに進みたい方、新しい探偵の物語を楽しみたい方に。
正直、これだけ単体でも完成度が高いと感じました。
SF未来ミステリー軸
舞台は2100年代の未来。「もう一つの森ワールド」とも言える世界観です。現代軸とは別のタイミングで読み始めることは可能ですが、真賀田四季が深く関わっている世界観のため、S&Mシリーズと四季シリーズを読んでから手に取ることをおすすめします。
M&Rシリーズ(百年シリーズ)(全3作)
第1作:女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN(2000年)
女王が統治する幸福で豊かな楽園。不満も恨みもない世界で起こる空前の殺人事件。女王の塔の中で殺されていたのは…。完全なる密室。そして、完全なる犯罪。誰が、どうやって、何のために…?僕とパートナのロイディは推理を開始する。しかし、住民たちは皆「殺人」の存在さえ認めない。
時は2113年。完全に閉ざされた都市国家で起きる殺人事件を、旅人の「ミチル」とパートナーのウォーカロン(人工知能的な存在)「ロイディ」が解く。「人間とは何か」「命とは何か」という哲学的テーマが、密室ミステリーの形で展開されます。
現代ミステリー軸のシリーズとは趣が異なりますが、森博嗣さんらしい論理と知性の美しさはそのままです。
こんな方におすすめ: SFと密室ミステリーの融合を楽しみたい方、S&MシリーズやVシリーズを読み終えてまだ読んでいない森ミステリィを探している方に。
M&Rシリーズを読み終えたら → Wシリーズへ
Wシリーズ(全10作)
W Series
第1作:彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?(2015年)
ウォーカロン。「単独歩行者」と呼ばれる人工細胞で作られた生命体。人間との差はほとんどなく、容易に違いは識別できない。研究者のハギリは、何者かに命を狙われた。心当たりはなかった。彼を保護しに来たウグイによると、ウォーカロンと人間を識別するためのハギリの研究成果が襲撃理由ではないかとのことだが。人間性とは命とは何か問いかける、知性が予見する未来の物語。
M&Rシリーズの世界観をさらに拡張した未来SFシリーズ。人工生命体「ウォーカロン」と人間の違いをめぐる哲学的なテーマを、研究者・ハギリを主人公に描きます。
「人間とはなにか」「命とはなにか」という問いかけは森博嗣さんが一貫して追い続けてきたテーマで、このシリーズではそれがより直接的に語られます。
こんな方におすすめ: M&Rシリーズを読み終えてSF要素のある森博嗣作品をさらに追いたい方、「人工知能と人間の境界」というテーマに興味がある方に。
Wシリーズを読み終えたら → WWシリーズへ
WWシリーズ(全8作)
WW Series
第1作:それでもデミアンは一人なのか Still Does Demian Have Only One Brain?(2019年)
WシリーズのさらなΩ展開として、2019年から始まったシリーズです。Wシリーズの世界観を引き継ぎながら、新たな問いかけを展開します。2024年現在も新作が刊行されており、森ワールドの最前線です。
**こんな方におすすめ:** Wシリーズを読み終えて、森ワールドの最新の展開を追いたい方に。
Short Stories(短編集)
現代ミステリー軸のキャラクターが登場する短編集が複数あります。本編シリーズの合間に読むと、お気に入りのキャラクターに意外な場面で出会えます。
| 作品名 | 発売年 | 関連シリーズ |
|---|---|---|
| まどろみ消去 | 1997年 | S&Mシリーズ関連・初の短編集 |
| 地球儀のスライス | 1999年 | S&Mシリーズ関連 |
| 今夜はパラシュート博物館へ | 2001年 | S&M&Gシリーズのキャラが登場 |
| 虚空の逆マトリクス | 2006年 | S&Mシリーズ関連 |
| レタス・フライ | 2006年 | Gシリーズ関連 |
| どちらかが魔女 | 2006年 | S&Mシリーズ関連 |
まとめ:森ワールドの読む順番
森ワールドは膨大ですが、入口は「すべてがFになる」の一択です。そこから自然と次が読みたくなって、気づいたら何十冊も読んでいる——それが森博嗣マジックだと思っています。
各シリーズの詳細(全作品リスト・おすすめ作品・評価)は別記事で順次紹介していきます。またブログに遊びに来ていただけると嬉しいです。

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