本棚の住人、Konohaです。
綾辻行人といえば、やはり「館シリーズ」。
十角館の衝撃的なあの一文から始まり、時計館の長大なスケール、暗黒館の異世界的な雰囲気……館シリーズを読み終えて「もっと綾辻作品を読みたい!」と思っている方も多いのではないでしょうか。
私Konohaもその一人でした。館シリーズを読み終えたとき、「この人の他の作品はどんな世界観なんだろう」と自然と手が伸びていったのを覚えています。
今回は、館シリーズのファンにぜひ読んでほしい、館シリーズ以外の綾辻行人作品をご紹介します。実際に私が読んだ作品と、まだ読んでいないけれど気になっている作品、両方お届けします。いずれもネタバレなしでお届けしますので、安心して読み進めてください。
なお、館シリーズの読む順番や各作品の紹介はこちらの記事でまとめています。
→ [どれから読む?綾辻行人「館シリーズ」全9作の読む順番ガイド【ネタバレなし】]
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実際に読んだ作品
Another(アナザー)
** ジャンル:ホラー × ミステリー **
綾辻行人の館シリーズ以外の作品といえば、まず名前が挙がるのがこの『Another』ではないでしょうか。累計100万部を超えるベストセラーであり、アニメ化・映画化もされた、まさに綾辻行人の「もうひとつの代表作」です。
実は私がはじめて綾辻行人の作品に触れたのが、この『Another』の漫画版でした。当時、あの息詰まる恐怖と謎の引力にすっかり引き込まれ、「この原作者の小説も読みたい!」と思ったのが、綾辻行人を追いかけるきっかけになったのです。
ところが、いざ小説を読もうとしたところ……気づいたら館シリーズを手に取っていました(笑)。館シリーズがあまりにも面白くて夢中になってしまい、結局『Another』の小説版はまだ読めていないというのが正直なところです。いつか必ず読もうと思いながら、今も積読リストの上位に鎮座しています。
舞台は、とある地方都市の中学校。転校生の少年・榊原恒一は、クラスに「いないもの」として扱われている不思議な少女・見崎鳴と出会います。そして彼が知ることになるのは、そのクラスに古くから伝わる恐ろしい「現象」の存在でした。
漫画版で体験した物語の恐ろしさと切なさは今でも忘れられません。ホラーとミステリーが渾然一体となったあの読書体験を、小説版ではどう感じるのか、今からとても楽しみにしています。綾辻行人独特の語り口と伏線の気持ちよさを、ぜひ原作小説でも味わいたいと思っています。

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霧越邸殺人事件
** ジャンル:本格ミステリー **
館シリーズが好きな方に、特に自信を持っておすすめできる一作です。
劇団の一行が、吹雪のため山中の洋館「霧越邸」に足止めされます。そこで次々と起きる殺人事件。雪に閉ざされた孤立状況、格調ある洋館の描写、そして丁寧に積み上げられた謎解き……館シリーズを愛した読者なら「これが読みたかった!」と思える要素が詰まっています。
館シリーズとは異なり、「中村青司が設計した館」は登場しません。ですが、閉鎖空間×連続殺人×本格的なトリックという構造は、まさに綾辻行人の王道。「館シリーズ的な雰囲気をもう一度味わいたい」という方には、真っ先に手に取ってほしい作品です。
さらに本作には、純粋な本格ミステリーにとどまらない、幻想小説的な不思議な現象も盛り込まれています。霧越邸という空間そのものが持つ、どこか現実から切り離されたような不気味な雰囲気。理性では割り切れない何かが漂っていて、それが物語全体に独特の余韻を与えています。この感触は、綾辻行人ならではの世界観だと感じました。
上下巻構成ですが、読み始めると止まらないので、両巻まとめて準備しておくことをおすすめします。


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緋色の囁き
** ジャンル:ホラー × ミステリー **
綾辻行人の「ちょっと違う顔」を見たい方におすすめするのが、この『緋色の囁き』です。
女子高の寮を舞台に、連続して起きる怪死事件。ゴシックホラー的な雰囲気が強く、館シリーズとはまたひと味違う、薄暗い恐怖感が漂っています。ホラー色が強めなので、「ぞくっとする読書体験がしたい」という方に特に刺さる作品です。
ミステリーとしての謎解き要素もしっかりあり、犯人は誰かという問いを抱えながら読み進めることができます。ただ、後半はホラー的な演出が前面に出てくるので、「怖いのは苦手」という方は少し覚悟が必要かもしれません。
本作は「囁きシリーズ」の第1作であり、続編も刊行されています。本作を読んで綾辻行人のホラー方面の世界観に引き込まれたら、ぜひシリーズを通して読み進めてみてください。

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Konohaが次に読もうと思っている作品
ここからは、まだ私自身は読んでいないけれど、ぜひ読みたいと思っている綾辻行人作品をご紹介します。館シリーズ以外の綾辻作品には、まだまだ気になるものがたくさんあって……。
同じように「次は何を読もう?」と迷っている方の参考になれば嬉しいです。
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眼球綺譚
**ジャンル:ホラー短編集**
綾辻行人のホラー短編を集めた作品集。表題作「眼球綺譚」をはじめ、じわりと不気味な読後感を残す短編が収録されています。長編ではなく短編で綾辻のホラーを味わえる一冊として、ずっと気になっている作品です。

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どんどん橋、落ちた
**ジャンル:本格ミステリー**
「読者への挑戦状」形式で有名な短編集。各話に「あなたは謎が解けますか?」という挑戦が仕込まれており、推理小説の本格的な楽しみ方ができる作品です。館シリーズで本格ミステリの醍醐味に目覚めた方には特に刺さりそうで、読む前からわくわくしています。

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殺人鬼(シリーズ)
**ジャンル:ホラー**
こちらは館シリーズとはまったく異なる、純粋なホラー路線の作品。「覚醒篇」はすでに読みましたが、その容赦のない恐怖描写にかなり驚きました。続編の「逆襲篇」もいずれ読もうと思っています。ホラーが得意な方にはぜひ挑戦してほしいシリーズです。


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まとめ
今回は、館シリーズ以外の綾辻行人作品をご紹介しました。
** 実際に読んでおすすめできる作品 **
- **ホラー×ミステリーの王道を楽しみたいなら**→『Another』
- **館シリーズの雰囲気をもう一度味わいたいなら**→『霧越邸殺人事件』
- **ゴシックホラー×ミステリーを体験したいなら**→『緋色の囁き』
**Konohaが次に読もうとしている作品**
- ホラー短編の世界へ→『眼球綺譚』
- 本格推理を挑戦形式で→『どんどん橋、落ちた』
- 純粋ホラーに挑むなら→『殺人鬼』シリーズ
館シリーズを入口に、ぜひ綾辻行人の世界をもっと広げてみてください。きっと新しいお気に入りの一冊が見つかるはずです。
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