※本記事はAIを活用して作成し、管理人が内容を確認・編集しています。
本棚の住人、Konohaです。
実在の旅行ガイド「るるぶ」が初のホラー小説を出す、という話題をSNSで見かけて気になったのが、今回ご紹介する『るるぶ■■版 蓋ヶ瀬』です。著者の柿さんの作品を読むのは今回が初めてで、正体不明の著者というのもさらに気になるポイントでした。今回はネタバレなしで感想をまとめます。
人気記事
るるぶ■■版 蓋ヶ瀬の評価
おすすめ度:★★★★☆
怖さ:★★★☆☆
独創性:★★★★★
読みやすさ:★★★★★
短時間でさっくり読めるボリュームながら、実在の旅行ガイドブランドが本気でホラーに挑んだ独創性の高さに驚かされる1冊でした。ゾクッとする場面もちょくちょくあり、読み終えたあとにまた最初のページに戻りたくなる仕掛けが効いています。
『るるぶ■■版 蓋ヶ瀬』とは
ネット上で浮かんでは消える「蓋ヶ瀬」という地名。所在地も行き方も一切不明。にもかかわらず飛び交う数々の噂。これは単なるネットミームなのか? それとも……。蓋ヶ瀬の全貌を再現すべく、一人の「るるぶ」編集部員が本書を手掛けた。栃木県足利市の施設の協力の下、進んでいく取材。その過程で辿り着いた蓋ヶ瀬の真実とは……。地域情報の先駆者「るるぶ」と正体不明の著者「柿」が放つ、異色のモキュメンタリーホラー。
ネット上で噂だけが飛び交う、実在するかも分からない地名「蓋ヶ瀬(ふたがせ)」。その全貌を確かめるべく、るるぶ編集部員が現地取材に乗り出す、という体裁で進むモキュメンタリーホラーです。
るるぶ■■版 蓋ヶ瀬の見どころ
実在の「るるぶ」ブランドが手掛けた初のホラー小説
なんといっても一番の見どころは、あの旅行ガイド「るるぶ」を発行するJTBパブリッシングが、初めて挑んだモキュメンタリーホラーだという事実そのものです。表紙も誌面のレイアウトも本物の「るるぶ」そっくりで、実在の地域情報誌ブランドがここまで本気でホラーを作るのかと、開いた瞬間から驚かされました。
地域紹介に紛れ込む違和感の数々
序盤は普通の観光ガイドとして、写真つきで地域の見どころやお役立ち情報が紹介されていきます。ところが読み進めるうちに、キャプションや案内文の端々に「見えませんか?」といった不穏な一言や、やたらと多い盛り塩の写真など、明らかにおかしな要素がちらほらと混ざり込んでいることに気づかされます。一見普通のガイドブックを装っているからこそ、違和感を見つけるたびにゾクッとさせられました。
二度読むことで完成する構成
途中からガイドブック然とした体裁を離れ、この本の制作経緯を綴るパートに切り替わります。ネット上の匿名掲示板のスレッドで語られる怪異譚を辿りながら、取材陣自身が奇妙な体験に巻き込まれていく展開です。読み終えたあと、もう一度冒頭の観光ガイド部分を読み返すと、最初は気づかなかった意味が浮かび上がってくる仕掛けになっていて、これは書店の販促でも「二度読み直して完成」と紹介されているほどです。実際に読み返してみると、本当に印象が変わって面白かったです。
るるぶ■■版 蓋ヶ瀬の感想
読み始めてすぐは、本当によくできた観光ガイドの体裁に感心していました。写真の使い方や見出しの付け方まで「るるぶ」そのもので、まさかこれがホラー小説だとは、と何度も確認したくなるほどです。そのうえで紛れ込んでくる不穏な文言に気づいてからは、ページをめくるたびに「今度は何がおかしいんだろう」と探すような読み方になりました。
制作経緯パートに切り替わってからは、匿名掲示板のスレッドで語られる怪異譚が積み重なっていき、共通して出てくる「黒い女」と「盛り塩」というモチーフが不気味さを増していきます。取材を進める人たち自身に何かが起こり始めるあたりは、短いページ数の中でもしっかりゾクッとさせられました。
怪異の原因がすべて明かされるタイプの作品ではなく、答え合わせをしないまま終わる後味の悪さが残る構成でしたが、読み終えたあとに最初のガイドページへ戻ると、伏線のように見えてくる部分がいくつもあって、この「二度読み」を前提にした作りにはすっかり感心してしまいました。
るるぶ■■版 蓋ヶ瀬がおすすめな人
ネット怪談・都市伝説系のホラーが好きな方に。 実在のブランドを使ったモキュメンタリーという仕掛け自体を楽しみたい方にもおすすめです。短い時間でさっくり読めるので、ホラー入門としても手に取りやすい1冊です。
一方で、次のような方には少し肌に合わないかもしれません。
- 怪異の原因がきっちり解明されるタイプの作品を好む方(本作は答え合わせをしないまま終わる後味の悪さを楽しむタイプです)
- じっくり長編を読みたい方(80ページほどのボリュームで、さくっと読める短さが持ち味です)
よくある質問
- Q本当にあの「るるぶ」とコラボしているのですか?
- A
はい、本作はるるぶを発行するJTBパブリッシングが手掛けた、正真正銘の公式書籍です。実在の旅行ガイドブランドが初めて挑んだモキュメンタリーホラー小説という、異色の企画になっています。
- Q『るるぶ■■版 蓋ヶ瀬』は怖いですか?
- A
じわじわ系の不気味さが持ち味で、派手な恐怖演出よりも、観光ガイドに紛れ込む違和感やネット怪談特有の不穏さを楽しむタイプのホラーです。短いページ数の中にもゾクッとする場面がちょくちょくあります。
- Qネタバレなしで楽しめますか?
- A
はい、この記事でも制作経緯パートで明かされる内容には一切触れずにご紹介しています。むしろ何も知らない状態で、普通の観光ガイドだと思って読み始めるのがおすすめです。
- Qどんな読み方がおすすめですか?
- A
一度読み終えたあと、もう一度冒頭の観光ガイド部分を読み返すのがおすすめです。最初は気づかなかった違和感が、二度目には伏線のように見えてくる構成になっています。
おわりに
「るるぶ」という誰もが知るブランドが、まさかここまで本気のホラーを作ってくるとは思っていませんでした。柿さんという著者を読むのも初めてでしたが、正体不明の著者という設定も含めて、企画としての完成度に脱帽です。短い時間で読める1冊なので、ネット怪談・都市伝説系のホラーが好きな方には、まず手に取ってみてほしいと思います。
新着記事
またブログに遊びに来ていただけると嬉しいです。



コメント